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1.聖書というのはどういうものですか?また何故「聖」なのですか?

キリスト教の信者・信徒を一般にクリスチャンと呼びます。この言葉は紀元1世紀に地中海世界にキリスト教が伝播していくなかで、非キリスト教者が使った蔑視を含むあだ名だったとされていますが、年月を経る間に信徒の中でも使われる言葉として定着したものです。

2.聖書はどのような構成になっているのですか?

キリスト教をヨーロッパ社会に浸透させる中心的な役割を果たした1世紀の伝道者パウロは新約聖書ローマの信徒への手紙の10章9節で、「口でイエスは主であると公に言い表し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。」と語っています。クリスチャンになるために必要なことは、イエス・キリストを救い主であると信じ、それを公に告白する(信仰告白という)ことだけです。これが唯一の資格です。その後、教会においては、洗礼式(バプテストの場合はバプテスマという)が行われ、十字架上で死なれたイエス様が3日目に復活されたこと、その復活に私たちも預かるのだということを現します。

3.教会での奉仕ってどのようなものですか?

教会もコミュニティのひとつですから、さまざまな働きが必要です。それを教会ではまとめて奉仕と言っています。礼拝の中での奉仕をあげると、礼拝の司会、説教、オルガン等の奏楽、祈り、献金を集める、出席者の案内等があげられます。また、教会では食事を共にするということで、愛餐会を行います。この準備、テーブルセットなどの奉仕があります。極論すると、教会のすべての働きは奉仕から成るといってよいと思います。基本的に奉仕は自発的な行いなので、強制されるものではありません。パウロはローマ書12章6節以下でこのように語っています。 「わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っていますから、預言の賜物を受けていれば、信仰に応じて預言し、 奉仕の賜物を受けていれば、奉仕に専念しなさい。また、教える人は教えに、 勧める人は勧めに精を出しなさい。施しをする人は惜しまず施し、指導する人は熱心に指導し、慈善を行う人は快く行いなさい。 」